[壁に凭れ動かなくなった相手を暫し見据えて、踵を返しかけ。ふと向き直り、フードの奥をじ、と見つめる] そう、もう一つ思い出したわ。 ここまで運んでくれたのは――きっと、あなたよね? あまり力があるように見えないから、気づかなかったけど。[詰め寄った時に仄かに嗅ぎ取ったのは、覚えのある甘い香] …ありがと。色々と。[庇われた事も言外に含め直し、再びその言葉を口にした**]