[気付けば船端。深い海の色が、酷く近い。] ――… オズ 。 どんなかたちでも、 オズと一緒にいられるなら本望だよ。 ……ああ、でも、やっぱり…… こわいから、手を離さないでいてね。[抱きしめるオズワルドの背に両の手をまわした。]