[わくわくとギィが紅茶の入ったカップを口に運ぶ様子―ジェフロイも飲むようならば、其方にも好奇の視線を向け―を眺めていたが。]
……。
流石、先輩…。
[紅茶の香りや味に顔色一つ変えず、旨いとまで言うギィには心からの賛辞の言葉を送って。]
―あぁ…、実の兄弟と聞いています。
母親と二人暮らしだった筈ですが…。
[>>412ソマーリュに肘で小突かれて紡いだ答えは、年長者の先輩のいる手前、敬語になる。
仲のいい兄弟だという事は、明言されていなかったとしてもオズワルドの口ぶりから知れていた。
拭いきれぬ不安に厨房の方へと気遣わしげな視線を向けた為、ソマーリュの変化には気付かない。**]