[過去、お花を見たいと言われて咲かせた花々。
赤白黄色、青も紫もピンクも。
小さな花を咲かせて編んで花かんむり。
彼女の頭に乗せてあげました。
そんな姿をテオドールが見たら、
まさに女神といったかな。
それとも女神になんてこと、だったり]
私の体には沢山花の種があるの。
私の生まれた星、コラサーヴはみんなそう。
みんな半分植物だから。
……でも、わたしだけ仲間はずれ。
わたしだけテレパス使えないの。
私だけ、お父さんが別の星の人だから。
[そんな風に呟きながら、咲かせた花。
青くて小さな花を花瓶に活けて]