[不意に落ちた、不穏な気配に胸がざわりと騒ぐ。
5年前の騒動の結末は一応耳に入れていた。
まさかな、と咄嗟に想像した事を首を振って頭の隅に追いやり。]
―…あぁ、そうなんですよ。
俺も試飲をしているところでして。
先輩達も宜しければ是非。
[そして>>411ソマーリュの言葉に乗っかり、ギィとジェフロイに笑顔で紅茶を勧めてみる。
こうなったら後で怒られたとしても犠牲者を増やしてやろうと。
けれど男もリエヴルに勧める事はしない。
優しい彼にはEsに慣れない時分に救われた恩があるからだ。
もし彼が飲もうとしたなら、やんわりと思い止まらせようとするだろう。]