こんなわたくしでも……何か、出来ることがないかって、ずっと探していましたわ。 出来も良くなくて、体も弱い、落ちこぼれのわたくしですけど、……でも、ようやく見付けましたの。[故郷、の響きは、そのまま仲間の姿と重なる。 どちらも、今は護りたい存在として、胸の内に刻まれていた] だから、わたくしは退けません。 けれど……。[かつての友人の姿をじっと見詰める。 戦わずに済むのならそれでいい、と、願いを籠めるように]