――執務室その後――
[外務長官が帰れば、真っ暗な月夜を窓から眺めてる。
アンニョイな気持ちになるのもわからなくないが
独り言……、二人言が捗ってしまうんじゃないか。
返す言葉がないほうとしてはとてもムズムズする]
ねぇ、リッター。
私も君みたいに騎士になれるでしょうか。
[いつから騎士になったのか知らないけれど、
別の国では、リッターは騎士というらしい。
肯定か否定かなんて彼には伝わらないだろうけど、
一言鳴いてみせる。
……――チュウ。
これから先がどうなるかなんて今は想像もつかなかった**]