― 戦場 ―[名を呼ばれて>>418、こちらも足を止めた。 哀しげな眼差しが、霧の中でも微かに見える距離。 なんで、と問う声に、剣を持った両手を僅かに下げて] ……故郷が、大事だからですわ。 貴女にとっては、もう捨ててしまったものかもしれないけれど。[腕輪に結ばれたリボン>>420の意味に気付かぬまま、静かに告げる]