― ストンプ港/造船所 ―[ 純粋な好意からの招待をにべもなく断った男に、ウェルシュは恥じ入る様子で詫びの言葉を口にする。>>395領主としては異例だし、貴族としては気弱すぎるといっても良い程の素直さは、だがやはり、彼の美点であると男には見えていた ]この戦が終わったら、改めてご招待にあずかりますよ。提督も一緒に。[ 慰めるように口にした約束に、勝手に引き合いに出したゲオルグも、それを厭いはしないだろう ]