…――――、…ぁ、[吐息がかかる程に近く、首筋に添えられた唇が紡いだ囁き。じわりと滲みるように躯の芯に届く、…声《ねがい》。 「───それまで、なくさないでください。」 “…貴方も、居なくならないで下さい。”とても良く似た響きの何か、知らない筈の言の葉を…何処かで聴いた――…気が、した]