こういうときは…、甘いものが欲しくなりますね。
[けれども、彼の言葉に幾分か和らぐものはあり、
離れる前の彼にそう軽い言葉を返していた]
敵国が拠点に構えた場所は、もともと私達が共に学んだ学園があった場所なんです。
男がほとんどの場所でしたが、甘味の重要性を説いて甘いもの専門のカフェを立てた人がいましてね…
ああ、すみません。クロイツ中尉にお話してもわからない話ですよね。
[やはり自分は感傷的になりすぎてるのだろうかと、彼に非礼を再度詫びることになり。
離れる彼のことをそれ以上はひきとめないようにした]