ああ、そうだ…カシムは私の部下だ。
守れなかった…
せめて、仇討ちくらいはしてやらんとな。
カシムを殺していないというなら‥その服の血はなんだ!?
[ 奇妙にどもりながら無実を訴えるベルガマスコの姿は、
恐怖と保身に奔った、異様にもみえるもので。
銃を構えるのすらやめて、身振り手振りを始める様子に、
正気のほどを疑っていると。
ベルガマスコのポケットから、
血塗れのカシムのボタンが落ちて、足下に転がった
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遺体検証の時にボタンのないのには気づいていたから
“戦利品”を、まさかゲオルグが
ベルガマスコのポケットに入れたとは思いもよらず。 ]