[今度はお返しとばかりに、四角い瓶を差しだす。こちらは古代米を使ったプリンで、4種類あるうちの1つ<青龍>だ。どうせなら違う物にしようと思ったのと、聖前から聞いて気になっていたのもあって、これを選んだ。まだ半分も減ってないそれを差し出して。聖前がそのまま、自分の使ってたスプーンでプリンを口に運ぶ様子を眺めていたが。そこでようやく自分達がしている行為に気がついて、耳まで赤く染まる。そして旅館に着いてからも、思い出の瓶はもちろん捨てず。きちんと洗って大事にしまった置いたらしい。*]