― 公国拠点・テントのひとつ ―
[流石に司令部とあうのにこのままではいけない。
そしてまだ面々が戻ってきていないとなれば――断って、テント一つを借りて身を清めた。
公国軍服も進められたが、女性用でサイズが合うものがなかったのでシャツだけをありがたく頂戴した]
私は私。彼らは彼ら。
もともと交じることのない道だったじゃないか。
[服を脱ぎ、水に濡らしたタオルで軽く体を拭き汗を拭う。
今も、腹に残る銃痕は消えず、歪に盛り上がった肉は滑りのよい肌とは一線を画している]
馬酔いしない、お守りか。
[>>391 ノトカーからもらったものに仕方がないな、とばかりにため息をつき]
大事なところで効かなかったな。
でも、折角だから貰っておくよ。ノトカー。
[不揃いの髪を、所々に傷がつきつつも大事に使っているバレッタでそれらしく整い上げ。再びジャケットを纏った]