― 中央広場へ続く大通り ―
[わあ、とまた別の喊声が起きた。
街の大通り沿い、建物の中に隠れていたものたちが
一斉に飛び出したのだ。
街の人々の恰好をしたものたちは、街を守れ、軍は帰れと声を上げながら
手に手に武器を持って、新しい軍に立ち向かっていく。
数はそれほど多くはない。
だが、街の人間が戦いに加わったと錯覚してくれればしめたもの。]
立ち上がった同朋を見捨てるな!
行くぞ!
[声を上げてそちらへ向かう。
直接指示が通っているのは周囲の100人ほどだが、
武器を持った民衆がつられて一緒に動く。//]