── 少し前・パン屋前で ──
毎日あってぼくの姿なんて見飽きているだろうそれに偶然じゃないのはパンを買う為に君を待っていたからだ
[返事は息継ぎなく一気に畳み掛けた
目的の相手と漸くと会えた>>416というのに
じとりとした目を向けることになるとは、全く。
嫌っているわけではないし、この程度で落ち込む彼ではない筈だけれど。
昔ならまだ女らしい格好はしていたけれど、今の自分にもこの態度を変えない揺るぎなさ。
あの時の彼の反応を思い出す>>416
素敵な世界で生きる完璧な彼はいつでも幸せそうだ。
呆れが大半、残りはやはり羨みだろうか。
関わるといつもなんだか悩みがバカらしくなってきて、落ち込む心が打ち払われたことは一度ではない。]