人狼物語−薔薇の下国

68 Es2nd― 緋の世界に滲む月 ―


狩猟師 ギィ

― 中庭 ―

[オズワルドと新人ディークについてソマーリュの言葉に静かに頷いた。
少なくともこれまで、兄弟揃って夜伽に呼ばれるような
事態に陥らなかっただけマシなのでは、とも過ぎるものの
敢えて口には出さず。

ソマーリュが手際良くリエヴルの席を支度すれば
己は、傍らに置いてあるであろう膝掛けを一枚手に、
無言でリエヴルの膝へ、ふわりとそれを掛けようとし]

 楊貴妃… 異国の茶か。
 是非、頂こう。

[ドールがティーポッドからカップへ紅茶を注ぐ。
赤味の強い色の茶に興味を惹かれ…
この時点で既に薬のような、燻したような香がしていたが
顔色を変化する事無く。
やがて手前に置かれたカップを持ち上げ熱い液体を口腔へ]

(428) 2013/09/30(Mon) 11:58:21

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