[奥ゆかしい、という言葉に、勿論褒められているのは分かっているのだがなんだか頭を撫でられているのも相まって子供扱いされているような気分になり]お、奥ゆかしくなんか、ないんですから!わた、私だって、わがままで強引なんですよっ[ここで対抗心を燃やすのは違うだろうと思うのに、なんだか止められない。人前で泣いて心が軽いせいだ、そうだそのせいということにしておこう]だって、私…その。…そうです!ええと…[目を右往左往させながら、おずおずとタクマの胸元に額をくっつけた]