― 宴の終わり>>417 ―[まっすぐ視線を向けてくる血子を暫し見つめて] ふむ。 ならば、雇わないという選択はないだろう。[すいと手を伸ばし、その「忠実な近習」を差し招く。] おいで。 ただの嬲るための隷や愛でられる血子であれば、 不調法も許されようが、 乱鴉の大公の近習となればそう容易くは行かぬ。 お前に施される躾も これより更に過酷なものとなると知れ。[険しい声音ながら、実に愉しげな微笑。]