中に入る余裕もなかったんですか。意地っ張りの、無茶しい。[それから熱が出ていないか額に掌を当てたり、脈を確認したりするために。何かを大いに棚上げて呟きながら手を伸ばそうと。複雑な縁ある相手だから、目を覚ました所で一悶着などあったかもしれないが。それも長引きはしなかっただろう。異変の到来>>304によって]