― サクソー川・橋の西側 ―さて、どう攻めてくるかねえ。[ クレステッドの前を辞し、川岸に馬を走らせれば、見渡す平原の風は、戦の気配も知らぬ気に穏やかに頬を撫でる ](森の民、平原の民.........)[ つい先刻交わした会話が蘇り、数年前、退役した軍医とラモーラルの州都で再会した時の事を、ふと思い出した ]