[開戦前に訪れたのは、べリアンの元。]
何かあれば、この子達を使って伝令を。
笛を鳴らせばどこへでも行くから。
私にできることなら何でも協力するわ。
[預けたのは2羽の鷹と、小さな笛。
彼であればあるいは、書に認めなくとも鷹にイメージを植え付けて送り返すことくらいするのかもしれない。
簡単な魔術触媒で装甲強化をする程度のイングリッドには、計ることはできないけれど。]
ウェルシュ…は、必要ないかしら?
それどころじゃないわよね、きっと。
[可愛がっている子を殺されては堪らないと。
それでも、彼の部隊の副官に笛は持たせておこう。]