ー避難艇付近→??ー
[必死に逃げる影、2つ。それを追う鉄塊は数えきれず。明らかに巻き込まれた男はさて、何と言うだろうか。
怒っても呆れてても、銀髪はにこやかに微笑み。]
あっ、医務室に来てた方ですよね!
体調、回復しました?
[と尋ねる。
さすがに走り続けているのでスムーズに言葉が放たれるわけではないが。]
あれ(ドロイド)お腹空いてるんですかね!?だからこんなに...!
はっ、私缶詰め持ってます!なんてベストタイミング!
[何がベストなのかはきっと誰も理解しえないだろう。銀髪はもはや錯乱していた。
ポッケから缶詰めを一つ取り出し、投げる。]
カコン
[と音を立てた缶詰めは、鉄の波に飲まれる。]