……どうした?
[呼びかけの後の空白に、緩く首を傾いで問う。
先の目を伏せる仕種と、老人の言葉と。
重ね合わせればそこに籠るものは薄ら察しはつけど、続いた申し出>>285にそれを言葉にするのは飲み込んだ]
ああ……構わんよ。
状況的にもそれが最善手だろうし……。
[ここで一度言葉を切り、ふ、と視線を移ろわせる先は、自らが駆けて来た方]
……諾を返したからには、果たさねばならんからな。
[後にしてきた場の状況は知る術ない。
だが、諾を返した以上、違えるのは主義にも反する。
そんな思いは言葉にする事もなく、黒馬へと飛び乗り、手を差し伸べる]