[自分にとって、フリーデルは邪魔者だ。仲間の為にも、始末した方がいいか。ならば、自分の手で――そう、思ったこともあった。本来ならば、そのフリーデルが行方不明とあれば、喜んでいいはずなのに。どうしだろう。] ――――フリーデル!! 馬鹿野郎、返事しやがれ!![気付けば、必死で声を振り上げていた。]