[機銃を手に艦内を駆け。素早く片袖に唇を寄せ]―おい、何処にいる、░▓▒▓、░█▓░[ザラ、とノイズの混じる音。届く状況にいるのか否か。確認を込めて問い、]躊躇いの果て《アイツ》はもう駄目だ。そして―[手を下すまでもない、と続けかけたがそれを止め。今一人を棄てて尚、もう一人まで機能しなくなるのは得策とはいえず。正義との咎を背負った男の行く末を知るのはまだ先の話―]