[だがそれが却って仇となったのか。自分でも予想していなかったほどに、剣先はずぶりとシロウの腕に食い込み。それが故に、シロウの次の一撃の対応は遅れる。首元目掛けて迫り来る切っ先を振り切ろうと、なんとか剣を引き一歩後ろに下がる。だが全てを避けることは出来ず、首の先からは血が流れ出す]