―― 陸戦場上空 ――
………そうか、俺は忘れられる程度の存在だったって事か。
[こちらの名前を知っている(>>414)のにまるで見知らぬ誰かを見るような風情。
不自然に切られた言葉に気づいても、それだけで。
そして続く言葉(>>417)にははっきりと不快の意を示し。]
馬鹿な事を言うな、お前ら全軍が引くってんなら考えてもいいけどなぁ?
なあ、キアラ。
俺はもう一度お前に”コン兄”と呼ばれたかったよ。
[キアラが記憶喪失なんて事は知らない、それに思い至る事もない。
ただ、彼女が忘れてしまったのか、敢えて忘れた事にしているのか。
どちらにせよそれがとても悲しく、胸の内を渦巻く感情を抑えようとぐっと唇を噛んだ。]