― シュビト市街 ―
面白そうな集会があると聞いて見物に来たらこの騒ぎでな、慌てて逃げ出すところだ。
[ こちらの存在の方を不審がられたなら、そう肩を竦めてみせる。
人の迷惑顧みずの勢いで、新開発の兵器を弄りたがる普段の様子を見慣れていれば、その言い訳も不思議とは思われないだろうとの目算で ]
君もあまり長居はせぬがいい...と、引き止めた私が言うのも本末転倒だな。
[ 背にしてきた広場から、どよめきがあがったのは、その時>>396
シロウはどう反応したか。
だが「貴族を倒せー!」という声はそのどよめきの後に一層高まり ]
くわばらくわばら、君も気をつけ給え。
[ ぶるりとわざとらしく肩を震わせて、男はその場を離れていく ]
[ 男が街を抜け出すのと、アレイゼル領主の軍の到着は>>412、おそらくほぼ同時*]