―回想―『すまねぇけど姫様は今日は会えないってよ』[そんな日が数日、程なくして、部隊員の誰かから彼も話を聞くことはできただろうか]あ…、ディーク………そっか、その様子だと聞いちゃったのかな?[もし知らないのならば、そのとき自分の口から語ることになっただろう]必要だったから、しかたがないよって思ってる。[溢れる涙は止まらないまま、笑顔で彼に答えていた]