ー尚書長官執務室ー[ドアをノックすると、長官…ではなく、補佐である彼の声が返ってきた。]長官は…いないみたいだな。やあ、リヒャルト。久しぶりだね。[執務室にいた彼>>406に、普段は使わない口調で声を掛ける。彼とは歳も近く、また仕事の関係上頻繁に顔を合わせることもある。話す機会も必然的に多く、仲は良かった。]長官に話があったんだが…後から伝えてもらうこと、できるかい?[せっかく彼と会ったのだから、少し世間話でもして行こうか、などと考えつつ。]