―ある日 森の怪物退治―
[500の白狼騎士団を引き連れたアイリ、王都へと攻め込むとも誤解されかねないこれだけの数まで動員したのは意図があった。
もちろんこの動員は使者を出して王宮側へも伝えているが、近隣の村や街の知らない者から見れば異様な光景だったかもしれない。]
これより報告にあがった森に着く、
各自、森への四方の道を塞ぎ誰も森には入れさせるな!!
[騎士団は森の近くに到着すると、100人隊ずつに分かれ森の東西南北道らしき道へと向かって入り口を塞ぐ。
怪物退治と言う訓練には持ってこいの状況、存在を知らしめるに絶好の機会に邪魔などさせたくないアイリの命令を受けてのことだ。
彼女らは例えそれが王子でも、道を簡単には譲ろうとはしないだろう。]