――回想・サロンへの通路→サロン――
[私を助けてくれた少女は、颯爽と私の手を取って下さいました。
見た目も体格も小さいのに、その話しぶりや態度から、ふと「彼女は成人前後くらいの年齢なのかしら?」と思い始めていたのですが、それと同時に告げられたのは>>369。]
20年以上の腕前、凄いのですね!
……? え??
6歳の時、20年以上前……ですか?
[彼女の実年齢に、頭突きというインパクトの強い言葉の印象も何処へやら。
私よりも年上どころか、お姉さんとも呼べる立派な大人の女性でした。]
あ……申し訳ありませんでした!
サシャさん、立派な大人の女性だったのですね。
私ずっと、サシャさんは十代だろうと思っていたのです……。
[若く見られるので周囲には羨望されているのでしょうね、と。
もう一度小柄な、少女の面影を残したままの、凛々しく頼りになる赤毛の弓使いの女性を見つめてみました。]