[相手に紡ぐは声なき声。彼にとっては、口論になってしまったら、それがこの家だけでなく近隣に聞こえてしまったら、記憶の操作をする対象が増えてしまうが故の配慮なのだが……相手が目覚めたばかりであることが抜け落ちてしまっているあたり、平常心はどこかへ行ってしまっているのかもしれない]