さて、どうしようかしら。
[今日は空腹の衝動にかられた食事で。
その後のことを何も考えていなかった。
部屋を見渡せば置いてある似顔絵。
此れは面白そうだ、と悪戯の気分。
ニコラスの血を指につけると、ヴァルターの部分に血で丸を描く。
誰でも良かった、強いていうなら目についたから。
それをそのまま机の上にこれ見よがしにおいておく。
あからさまで、むしろ何故処理しなかった、と思われるかもしれないが。
構わない、そう思われた所でそこから私は連想されないだろう。
寧ろ、そこから他の誰かへ向いたら面白い、そう思って。]
人間同士で疑い合えばいいのよ。
[冷えた声で呟く。
少し冷静になると、仲間との連絡を取り始めた。
隠蔽を手伝ってもらおうか*]