人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


貴族 ソマリ

[愉しげに命令を下す男は、然し真剣にそれを実行させる。
訓練を受けた兵隊とひとめでわかる鎧装備を全員がその場で破棄すると、彼らは統一感も対して無い衣服を身に着けた、もう唯の民衆と変わらない姿だ]

 従軍中には必要だが、此処からの諸君らの任務に鎧は無用。
 王府軍とわかる姿は却って民衆の反意を招く。

 七十の半数は、民衆に紛れて彼らの避難誘導を行え。
 十人小隊ひとつは、この場で武装の見張りと中継地点の役割。
 十人小隊ひとつは、シュビト港にて船の用意を。
 二十人小隊ひとつは民衆に紛れ、暴徒共の中核人物を洗い出せ。
 二十人小隊ひとつ、暴徒の近くに潜んでいるだろう異邦人を突き止めろ。
 今は調べるだけでいい、殺すのは後だ。

[鎧を脱ぎ捨て、民衆に偽装した男の私兵達は命令に従いシュビトへと散会していく。
街中へ、中央広場へ、港へ、そして残される隊員は二十]

(417) 2015/03/08(Sun) 22:48:46

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