―図書館前― 生きている証?[僅かに灰色の目を丸くする。感情の把握しやすいヨアヒム>>375が真剣なのは聞き取れた。] ……そうか。 もし、ヨアヒムが居なくなっても。 絵はヨアヒムが居た証として残るものね。[彼が木炭一本で描いた絵の数々は、はっきりと思い出せる。それはともすれば作者本人の姿よりもずっと印象深く。]