[部屋には出入口がひとつ。花束を抱えなおし、ある種の確信を持って歩み寄る。スライドドアを引き開けて、その先へと進めば、果たして、探していた人に巡り合った。] 会いに来ましたよ。陛下。 ─── いえ、アプサラスさん。[言い直して、にこりと笑った。]