[まだ10にも満たない頃、1度だけ死んだ者が遺した想いを口にしたことがあることを幼馴染は知っているだろうか。その時は「夢でも見たんだよ」と言われ、真に受けてもらえなかった。それから聞こえたものを口にすることは無かった。それ故にひっそりと泣くことも多かったことを*]