深く国に根付こうとしなかったヴィダンの一族までもが、 『国民』として声を上げ始めているのは、これまでになかったことなんだって。 たとえ手の届く範囲は短くたって、 ラモーラルにある大切なものの、 ラモーラルに居る大切なひとたちの為に、と動き始めてる。 …、 多くが変わり始めている。 長い年月をかけて、ゆっくりと。[ラモーラルの変化。 国民の生活の変化。……一族の変化。 それはつまり、大切な国を。 愛するラモーラルを守る、に繋がるうねり]