―回想―
[作戦行動後のしばしの待機の時間、部隊にもそこそこ馴染めてはきたが…]
『天使ちゃんに客がきたぞ。なんだい?新らしい夜のお供かい?』
[入隊したときからのその呼び方はまだ変えてもらうことができていなかった。
からかってきた部隊員のすねを無言で蹴っ飛ばす。悶えるのを見てくすくすと笑い声が部屋に広がる。
そんな部屋の入り口で待つ彼>>304のもとへと向かい、割かし自己主張の大きめな胸を張り、びしりと敬礼]
お久しぶりです。今度竜騎兵連隊に配属されるそうですね。ご高名は耳にしております。
まさか、このようなところにいらっしゃるとは。
ディーク・フォン・ベルンシュタイン……
どうされましたか……?
[言葉の途中、彼の反応のおかしさ>>305に思わず聞き返し、続いた彼の言葉>>307に…]