ったく俺働きすぎだよなぁー、猫どもよう。 こりゃあ生きたまま二階級特進ってトコだよなぁ。 [にゃー、と話す気ナシの声が響いた。それはこっちのセリフと言いたいのかもしれない。一匹一匹に、やれ林だの、やれ山側だの、逃走経路の確保されやすい箇所を選んで、ケット・シーを配置する。いざと成ったら、あの深い深い森へ逃げ込めるように。魔王とやらも、たかが猫の一団程度を、山狩りしてまで追ってこないだろうから。]