― 開始前・対幻獣協力戦 試験会場 ―
おはようございます。
キマイラはどうですか?
――ああ、たしかにちょっとリアリティありすぎるものになっちゃいましたからね。
もっとメルヘンチックなものがよかったかな。
[――召喚用魔器の入手を依頼されていた責任者は。
よくできているねえ、という同僚の言葉にふふっと笑い]
[キマイラにおかしな点がないか、魔器の具合を念入りにチェックをし]
よし、今日は思う存分暴れてくれたまえ。
[元気よく咆哮するライオンの頭をよしよしとなでてやり]
では、私も午後に再び整備と補助員として参加しますので、宜しくお願いいたします。
[試験の責任者に礼をし、その場を辞した]