―メイン・サロン―[珍しい服装に、銀の装飾品を全身に纏ったサシャ>>400に、カーク先生!と呼ばれれば。まじまじと此方を見る、どこか清らかな印象を受ける瞳と、口調の抑揚に、あれ、覚えがあるぞ…と思いだす。確か、銀製品と…それから年齢と身体データの不具合で、医務室で面談したのだった。年齢と身体データの不具合の理由は、何だったか。俺としたことが!”古い記憶”ならともかく、”今の記憶”にある筈の女性を、一瞬でも忘れていたとは、なんたる不覚…!]