人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


聖歌人 ローズマリー

[ローズマリーのこの力は生まれた時からあった。
生まれて間も無く、産後の肥立ちが悪く母は亡くなった。
その時聞いたのは子を想う優しいものだった。
1歳を越えた時、祖父が亡くなった。
その時聞いたのは幼子を残していくことの嘆きだった。
2歳も半ばを過ぎた時、祖母が亡くなった。
その時聞いたのは皆が居るわと励ますものだった]

[父は生まれる前に既に居なかったため、ローズマリーは村の者達に育てられた。
出会いもあれば死別わかれもあった。
死別すわかれる度にローズマリーは泣いた。
最期の声を聞いても何も出来ない自分の無力さに泣いた]

[教会へと入ったのはこの力に悩んだからでもあった。
歌魔法を学びながら、教会でも様々な声を聞いて。
司祭の助言もあって一つの結論へと至る]

(413) 2014/03/30(Sun) 13:10:09

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