……?なんでしたいとおもった??
やだ、……結構だ。
[意外もなにも、そんな趣味はない。
むにむぅぅぅ。あんな風にはなりたくない、が、このあくま、べりあんが自分をどうしたいのか分からない以上危ぶむのも当然だろう。感心した目をきっと睨む。上着の間から顔だけだす。
そもそもメレディスはぽかぽかごろごろが好きなのだ。
相手が好む知略とは無縁の存在。戦う事が本分なれど、騙し陥れ、叩き伏せることに快感を覚えないのは天使としての高潔か。
……飼われようとしているという自覚はない
ただ、何が何だか分からない、困惑ばかりが先走ってベッドの上で睨みつけているのだが。]
…………こわいものならある
[けど、それを言う気はない。
こわいのは自らの誇りを穢されること。この身を堕とされること。かみさまへの忠誠を踏みにじられること。たくさんある。けど、それをわざわざ相手に教えるわけがないのだ。この身は清らかでなければいけない。まだ――逃げられる、と思っていたのは
穢れないからこそ。]