― 現実世界・酒場 ―[ドアベル、からりとまた鳴った。 視線向ければ、困惑しているような時羽流の姿。 にこりと笑って声をかけようとすれば、再びからり。 レストランで話した女性……と、初めて見る背の高い男性。 連れがいたのだろうか? そう思いながらよくよく女性を見やれば、鎖骨に光るライムグリーン。]「ああ、さっきの魔女のねーちゃん。」[ぼそり、蟷螂が呟いた。]