[身上書を辿るウェルシュの問い掛け>>405に小さく頷く。]
――…同性であれば、
もう少し長く一緒にいられたかもしれないけどね。
どちらにせよ、いずれ各々伴侶を得て別の家族を築く。
時折、会うことは出来るだろうけど。
互いに、一番大事な存在では、なくなってしまうんだと思う。
[それが寂しいと思っていたけれど。
仕方ないのだと諦めてもいて。]
――…キミに優しさを向ける人はお返しなんて求めてないと思うよ。
返したくて、それでも返し方がわからないなら、
そのひとに、どうしてほしいか聞くといい。
キミは、人の近くにいられる。
ほら、こうして、僕がいるじゃないか。
[ふ、と軽やかに笑い、言う。]