― 決戦前/騎士団 ―
[強張らせた表情をしていると、ヤコブが明るい声>>390をかけてくる]
……うん、大丈夫。
信じてるよ。
[それには想いを口にして微笑んで見せた]
[大軍を目の前にしての恐怖、それも確かにあったのだが。
一番は、こちらも無傷では済まないだろうが故の恐怖。
眼前でいくつもの死を見ることになるだろう未来。
半ばで斃れるいのちが遺してしまう想いが聞こえてしまうから、怖い。
家族や仲間を想う感情もあれば、恨み言のような負の感情もある。
近くで誰かが死ぬと聞こえてしまうそれに、幼い頃はよく泣いていた]