はは。
今しばらくは、使い魔どもで司令官の責務でも学ばせて頂きます。
[ただの偶像かと思えば、中々働き者の王らしい。>>293
下げた頭で、冷静に目を細めた。あまり良い傾向ではない。
王が働きすぎる国は自壊してしまう事が間々あるものだからだ。
悼む誰かを残すくらいであれば、悪と下衆と蔑まれて死ぬが良し。
わが身を以て味わった故の、この狙った生来まで、この男は読んでいるのかどうか…――。
未だ、この王は測りきれない。未熟か、それとも“そういうモノ”なのか。]
[いくばくかの丸薬を受け取り、そして手尾ドールの後に、再び猫なで声と共に頭を下げて、書斎を辞した。*]